┌-----------------------------┐ ├○ │
│ ☆ グローバル通信 vol.07 ☆ 2011/12/01配信 │ ├○ │ └-----------------------------┘
こんにちは。岡山中小企業育成協会の平岡です。 お店には、クリスマスやお正月の商品が多く見られるようになり、 今年も終わりが近づいてきたなぁ・・と実感しています。 残り一カ月、師走という言葉通りあっという間に過ぎそうですが、 皆様にとって良い一年であったと締めくくれますように !(^^)!
それでは、今月も目次からどうぞ!!
□□□□□□□□ INDEX □□□□□□□□
・通勤途中の交通事故について
・退職金積立制度について
・今月の助成金情報「受給資格者創業支援助成金制度」
・編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■
通勤途中の交通事故について +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
通勤中の交通事故は、労災保険か自賠責保険か??
どちらを使うかは労働者自身が決めることができますが、 どのような違いがあるのでしょうか。
■━━━━━━━━━━━━■ 労災保険 ■━━━━━━━━━━━━■
・治療費は100%給付が受けられます。
・休業4日目から平均賃金の6割が受けられます。
・障害が残った場合は、障害等級に応じて 年金(1~7級)もしくは一時金(8~14級) を支給(その障害が存在する期間支給されます)。
・死亡した場合は、 遺族年金(条件に該当する人数や年齢により年金額が決定)か、 遺族年金を受ける遺族がいない場合は遺族一時金 を支給。
※休業、障害、遺族 (補償)給付には、保険給付の上乗せとして、 特別支給金が受けられます。詳しい給付内容を確認したい場合はこちらから
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/rousai/dl/040325-12-04.pdf
(厚生労働省:労災保険給付等一覧・PDFファイル)
■━━━━━━━━━━━━■ 自賠責保険 ■━━━━━━━━━━━━■
自賠責保険が補償するのは、他人を怪我させたり、死亡させたりした場合などの 対人賠償です。
・過失割合により補償額が変わります。
・治療費、休業損害、慰謝料を合わせて最高120万円
・後遺障害による損害は、1級最高3千万円~14級最高75万円(一時金)
・死亡による損害最高3千万円
※自分が加害者の場合は、特に慰謝料の問題があります。 自賠責保険は慰謝料の給付がありますが、労災保険では慰謝料は出ません。 慰謝料の支払いを行わなければならない場合には自身の障害等については労災保険を 先行して使用するのが望ましいと考えられます。
従業員の方が、通勤中に交通事故でケガをしてしまったら、 とりあえず当協会までご連絡ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■
退職金積立制度について +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
※従業員の方の退職金については、会社が退職時に一時金として支払う方法の他に、 外部へ資金を積み立てておき、退職時に従業員の方が請求することによって 一時金または年金として受け取ることのできる外部積立方式などがありますが、 今回は、外部に積立する場合についていくつかご紹介します。
掛け金はどの制度も全額会社の損金、個人事業主の場合は必要経費として申告できます。
制度ごとの情報を表にしてみましたので、ご活用下さい。
https://www.doctor-soum.com/textformailmagazine/vol07_1
(Dr.総務コンテンツ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■
今月の助成金情報「受給資格者創業支援助成金」 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
貴社にいらっしゃいませんか?退職後、起業も選択肢にある方。 この様な方に朗報です。
【:::: 新規創業を検討されている方へ! ::::】
厚生労働省が支援する制度の中に、この受給資格者創業支援助成金があります。 一般的な条件、受給額(創業後経費の1/3最大150万円+α)、 受給のための手続きの詳細はこちら http://kagoshima-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/kagoshima-roudoukyoku/oshirase/oshirase15/naiyou/naiyou11.pdf
(厚生労働省鹿児島労働局:受給資格者創業支援助成金のご案内・PDFファイル)
ここではこの助成金を活用する(出来る)ためには、 『どこがポイントか!?』という点に触れてみたいと思います。
先ずどの様な方が活用出来るのか!? ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃★第一に必ず事業開始前に≪法人等設立事前届≫を提出する事★ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
そもそも、この助成金の対象事業主の条件として
1)雇用保険の受給資格者であること 但し、基本手当の算定基礎期間が5年以上あること。 2)自らが創業し、創業後1年以内に雇用保険適用事業主となること。
この場合、法人の設立か、又は個人の開業か、は問いません。 ポイントとして、対象になる方は[法人等設立事前届]作成前の時点では、 退職後に離職票を受け取った後、ハローワークで受給資格者の認定を受けて、 求職活動をします。が、 それと同時に、別の思い立ちで、即ち自らが事業主となり、創業するぞ!と言う 両睨みの状態であることです。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃★第二として、受給資格者の決定後≪法人等設立事前届≫を提出★ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第二として、受給資格者の決定後、1週間の待機期間を経過してから ≪法人等設立事前届≫ を提出し、受理してもらいます。
┌◆ ポイント
└──────────
・事業開始後は受理してもらえませんので、要注意です。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃★第三、いよいよ、法人等の設立(創業)です★ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌◆ ポイント
└──────────
・この設立の日とは、法人の場合は、法人登記日です。
・個人の場合は、事業を開始した日です。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃★第四、労働者を雇入れます★ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌◆ ポイント
└──────────
・創業後1年以内に雇用保険一般被保険者を雇用すること。 雇用保険一般被保険者とは、31日以上継続して雇用する労働者であり、 且つ、1週間20時間以上の所定労働時間がある事です。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃★第五、第1期の助成金支給申請時期★ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┌◆ ポイント
└──────────
・雇用保険適用事業主となった日の翌日から起算して3か月を経過する日以降、 当該日から起算して1か月間が申請期間です。 1日でも経過してしまうと受給できなくなります。早めの書類整理をお勧めします。
今回は、気になるポイントを中心に述べてみました。最大150万円迄受給できますが、 対象となる創業に要した経費など、まだ他にも何点か受給迄の詳細な条件もあります。
ご相談されたい方は、お気軽に当事務所へご連絡ください。 どうぞお待ちしております。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■
編集後記
+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+
【スタッフ:有田】
今月号をもって一応今年最後の配信となります。有難うございました。 今年、6月7日に創刊号を配信させていただきまして、できるだけ最新の法改正情報や 助成金情報、皆様から寄せられる労務相談をテーマとした解説などをお伝えしましたが、 少しはお役に立てたでしょうか? 次回新年号からは、今年の反省を踏まえ、より一層会員皆様の視点からの充実した内容に なるように頑張って行こうと思っておりますので、宜しくお願いします。
【スタッフ:石川】
節気とは「気候の変わり目を示す二十四の日」(新明解国語辞典)とあります。 今月22日は冬至ですね。 諺では「冬至ふゆ中ふゆ始め」と言われます。 太陽の運行上では、南中高度が最低なので冬の真ん中。 そして気温を見ると、大寒から立春頃が最低になるので、冬の始め。確かに! 易では、冬至を「一陽来復」とも言います。これは、太陽の力が一番弱まった日であり、 この日を境に再び太陽が力を回復するという意味だそうです。 来年は、皆さんの周りも、日本全体も、ひいては世界中が「陰極まりて陽に転ず」となる 事を願い乍、この師走を過ごします。
【スタッフ:平岡】
少し早いですが、今年も一年大変お世話になりました。 来年も、皆様のお役に立てるようなメルマガとなるよう取り組んでいきたいと思いますので、 皆様からのご質問もお待ちしています。(^o^)
【スタッフ:大月】
数年ぶりに歯医者に通っています。 嫌なことは後回しにしてしまう性格のため、気になっても放っておいたら、 ひどくなってしまい、治療に時間がかかりそうです(>_<) これからは、早め早めに受診するようにしたいと思っています。